こんにちは。
今回も、『く』のお題、「句読点」のつづきです。
前回は、コースでのプレーは、やはりなによりリズムが大切です、と書きました。
ただし。
そのリズムをどう意識するか、どのように句読点を打つか、というところで、
ホールからホール、ハーフからハーフ、あるいは、1ラウンド全体を通して、
あるいは、1ショット1ショット、などなどいろいろあります。
わたくしのおススメは、ひとホールの中で、ロングゲームとショートゲームで句読点を打つ、
です、というお話でした。
これはどういうことかというと、たとえばミドルホール(PAR4)ですと、
ロングゲームが2回、ショートゲームが2回、です。
このロングゲーム2打をひとくくり、グリーンに乗ったとして、グリーン上での2打でひとくくり、
という考え方です。
そして、ティーグラウンドに立ち、今からプレーする、ホールのレイアウトをなんとなく見て、
ティーショットはあのあたりにこう、セカンドはそこからこう、と頭の中でそれぞれショットを
してから、ティーショットに向かいます。
いわば、逆算をしているんですね。
で、ここからが今回の本題。
これはほぼほぼ、上級者以上のゴルファーは、だれでも無意識下で行っています。
ホールのヤードを見て、コースを一瞥したら、どんな感じのホールか、難易度の高低は
つかめます。
わざわざ、「ホールのロングゲームとショートゲームの間で句読点を打つ」、
みたいなことにして、大げさに書いていますが、
この作業はほぼみなさん、だれでもしています。
そして、それがミドルホールであれば、2打のロングショットを経て、例えばアプローチが
残ったとして、そのアプローチは膨らんだ1打として記憶にとどめます。
次にやってくる、ミドルホールでも同じです。2打を駆使して、パーオン、あるいは
それに近いところまでなんとかもっていこうとする、その2打(または3打、もしくは1打)
での挑戦が1ラウンド内で18回、あるのがゴルフです。
「ようはパーオンを意識する、ということ?」と思われた方、はいそうです。
(※パーオンとはPAR4であれば2打、PAR3は1打、PAR5は3打でグリーンに乗せることを
言います)。
どれぐらいのホールであれば、パーオン+1などぐらいで、グリーンオンさせられたか、
惜しかったか、などなどをつかんでいきましょう。
スコアも気になるかもしれませんが、たまに、
「130を120にしたいです」、などと言われるので本当に驚きます。
はっきり言って、まじめすぎます、こちらが心配になるぐらいです。
一打一打のスィングを考えながら打つなんてことをコースでしていると(少ないとは思いますが)、
ほんとうにいつまでいつまでも、スコアも縮まりませんし、スィングだって改善していきません。
スィングはあくまで、コースを攻めていく手段です。
それでも、スィングが気になる!という方は仕方ありませんが。
気が済んだらその時は、正直に言ってほしいと思います。
できるスィングで、最大限のスコアを更新していく、スコアを出してから、スィングをかえていく、
が、いい方法です。
いいスィングがスコアをつくる、ではもちろんありますが、こんなド正論していたら
あっという間に時間は経ってしまいます。
むかしむかし、学生の頃、ジャンボ尾崎さんの言葉が読んでいた新聞に載っていました。
そこにはこう書かれていました。
「中途半端なスィングでは中途半端なスコアしか出ない」と。
わたくしこの言葉を読んで、スィングを考えるのは捨てました。
自分のスィングのことがどうよりも、スィングを考えられる時が来るところまで
考えないでいこう、スィングについては「無」でいこうと。
そのかわり、そのほかは考えられるだけ考えて、
これ以上はない、のところでスィングを考えようと。
人に聞くのが大嫌いな性格も相まって、おかげさまでいまも楽しくゴルフしています。
悪くないスィングでもスコアは十分に出せます。
スコアやゴルフに頭を打っている人がおられるかもしれません。
が、そんな人は、ホール、ホールの中のそれぞれ、ロングゲームとショートゲームを
わけ、そこでいったんの句読点を打ち、パーオンを意識していく、
一打一打で考えるのは細かすぎ、ハーフあるいは1ラウンド通しては、
大雑把すぎ、というお話でした。
すこし意味が難しかったかもしれませんが、
この「スィングとスコアを一気に両立は至難の業」の件については繰り返し、
書いていきたいと思います。
それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。