こんにちは。
昨日からの続きの「ゴルフコース上のマナー考②」です。
前回は、ごくノーマルに「余暇ゴルフ」をはじめた場合、とくにはじめたてのあいだは
同伴者はかなり重要な外的要因となります、というお話でした。
ゴルフをはじめたての人が、せっかくはじめたにもかかわらず、すぐに嫌になってやめてしまう
原因、第1位は「一緒に回った人からうるさく言われてとても嫌だった」ではないか、
それもかなりの数、ダントツに多い理由かと思っています。
言われる人からすれば、もちろんいやですが、言っている方はそこまで悪気があるわけではない、
ということも多いので、この問題はとても厄介、といえます。
それぐらい、ゴルフとなると、いわゆる「ムキ」になる人が多いのだとも思います。
いま、ロシアによるウクライナ軍事侵攻についての報道が連日たくさんあります。
原因となっているロシアの指導者、プーチン自身はもちろん、またそれを報道する立場の
一部の人たちにおかれても、状況がひどくなっていることを素直に認められずに強弁し
泥沼化する事態へ自ら入っていくことなど、いい大人たちの言動に本当に驚かされます。
そりゃ戦争なくならないわな、とも思います。
いかに人間にとって自分を客観視することが難しいか、考えさせられます。
いくつになっても人の話をよく聞き、柔軟に考え、間違っていたら、
それを素直に正せる人でありたいものです。
少し話がそれましたが、あのような戦争まがいのことまでいかなくとも、
たとえばゴルフコース上でも、残念ながら、あります。
とてもよくある、まではいかなくとも、ままあること、と言えるでしょう。
自分のことを棚に上げて、人のことをどうのこうの言ってくる人は、
残念ながら必ず、一定数おられます。
また、ゴルフには審判がいません。お互いがお互いの審判をします。
競技の時は、お互いをマーカーとし、ホールごとの自分の打数をその相手に申告します。
自分とマーカーの人のスコアをつけていきます。
ルール上で何かあればこのマーカーの人にきてもらい、処置等の確認をとる、などをします。
しかし、正式な競技ではない場合、たとえばただの余暇のラウンドなどで、
なにかすこし、不穏なことや不正まではいかなくとも、
いまなにかズルした?みたいな場面に遭遇することもあるかもしれません。
スコアを過少申告、まではいかなくとも、不意ではあるが、
不運にもルール違反となる、みたいなことがゴルフではありますが、
それを故意に見逃す、などです。
「事件」とまではいかなくとも、ゴルフは18ホールともなれば、
やはりいろいろなにかとあります。
「見てはいけないものを偶然、見てしまった時、どうするか?」
みなさんならどうしますか?
たとえば、同伴者が18ホール中、毎ホールのティーショットで、
ちょっとずつ「デベソ」していた、など。
その方に、誤所からのプレーです、とみなさんなら言いますか?
仲がいいなら言えるかもしれません。
しかし、わたしがもしそのような場面に遭遇して、相手の方と仲が良くても、
そうではなくともほとんど言いません。
理由は簡単です。自分のプレーが乱れるから、です。
わたしは自分のプレーが乱れることがすごく嫌なので、めったに言いません。
たとえ、お客さんであっても言わないかもしれません。
ジュニアならさすがに言うかもしれませんが、おとなの方であれば言わないでしょう。
スコアのこと、でも同じです。わたしは言わないです。
「最終ホール、パーではないやろ!」と、スコアをごまかしているな、と競技の後、
スコアのアテスト時に気が付いていても、です。
そのような人は、自分ではわかっているだろうから、です。
そして、その場では言わなかったわたしですが、こうやってずっと記憶にとどめています。
この、「わかっているけど、安易には口にしない。その時の自分のプレーも守る、
いやな気持ちもすべてあとの栄養にする」、をいつの間にか自分自身で勝手に
身に着けていました。
人によっていろいろな考え方がもちろんあると思います。
ルール違反もありますが、ダメですけども、マナーの問題だと考えた場合、
車の運転みたいなもの、かなと。
ゴルフはもう少し真剣ですが。
自分が相手を見る代わりに、自分も相手から見られている、ということです。
相手から何か言われなければいい、これさえできていればいいかな、という考えです。
立ち上げ期間🔰の時にどうのこうの言うてくる人は、そこでは少し我慢ですが、
あとからやり返す方法はいくらでもあります。
そんな人のことよりも、せっかくはじめられたご自身のゴルフをやめないでほしいと思います。
「見てはいけないものを見てしまった時」、自分の場合であれば、
どうするかな、とぜひ少し考えてみてください。
ものすごく多発するほどはないと思いますが、ゴルフをしていたら、
「たまに、なにか」があります。
しかしその「たまのなにか」の出来事だからこそ、印象に残りやすいとも言えます。
だからゴルフがお仕事などで、社交の場としてつかわれるんだな、とわかっていかれることと
思います。
大の大人たちが集まって、遊びなんだけども、たしかにここまで感情的になるようなもの、
他に代替できるものはないかも、という風に。
ルール違反もダメですが、人として、どちらでもいい「マナー」に対しての考え方こそが
いかに大事か、をわたしの場合はゴルフで学ばせてもらったといっても過言ではありません。
…。
こう書けば、かっこいい感じですが、単に試合中、人のプレーを指摘することで、
その残りの自分のプレーに影響することの方が嫌だった、
それぐらいスコア!みたいな競技ゴルファーだった、だけですが。
イカサマしてくるような相手に、ハンディをあげている、そのうえであっても
最後は勝てばいい、と考えていました。これはこれですこし危ない人ですが。
世の中にはほんとうにいろいろな人がいて、また人にもいろいろな面がある、
それが知人であれ他人であれ、というお話でした。