こんにちは。

昨日は月に一回の例の日ということで終日、京都にいました。

はい、『ゴルフクラブ相談会』という名前の「クラブをつかいましょう」を勝手に説明して回る、

の会です。

今日は少し雨模様ですが、昨日はとても良いお天気。

暑いぐらいの陽気だったためか、平日にもかかわらずお客さんは多かったです。

早いもので昨日で5回目になる会。

毎回水曜日を選択させていただいているため、お客さんにかなりなれなれしく

声をかけさせていただいております。

ゴルフのシーズンがすっかり始まり、コースも汗ばむぐらい、かなりいい季節ですが、

みなさんコースへいかれているみたいで、短いお返事コメントにも感情たっぷり。

あまりおせっかいになり過ぎず、とは思っているのですが、のこのこと話しかけては

おそらく静かな練習空間を乱しています。

ということで、昨日はお話をさせていただけた人数がいつもより多かったです。

よく考えれば、ゴルフの打ちっぱなし場というのはそうとうのんきで平和な空間です。

写真は昨日の正午ぐらいの時間に撮ったものです。

平和で牧歌的な雰囲気が伝われば、と掲載させていただいております。

今回もここで取り上げさせていただくのは男性と女性の方、おひとりずつです。

ちなみにここにてとりあげることをみなさんにはお話しておらず無許可の掲載です。

まずは男性の方から。

御年が76歳、ゴルフ歴は52年、手にはキャロウェイ社から発売の

最新ドライバー、「ローグST」。

これでもちょっと驚きましたが、一番驚いたのが、

「seven dreamer」のクラブケース。

セブンドリーマーは、クラブのカスタムではなく、シャフトをカスタムできる、

1からシートから巻く、というオーダーのシャフトメーカーです。

「セブンドリーマーのシャフト、作られたんですか!?」

と。

「そうそう東京まで行って」、

と。

さすが52年、だてに52年ではない。

大柄ほどではないですが、どのクラブもよく飛ばされていました。

「同年代の方たちと回られたらよく飛ばされるんじゃないですか?」などと

お話していたのですが、ドライバーの飛距離がほしいとのこと。

アイアンはいいけどドライバーが飛ばない、と。

こういう人、とくに男性の方は多いかもしれません。

そしてコースを回る機会が多い人がこう実感されているかもしれません。

コースを回ると特にドライバーは方向性重視となり、

結果、その分飛距離よりも方向、となる方が多くなります。

この方向を重視したら、飛距離が落ちる人に共通するのはアドレス(構え)です。

次に女性の方。

5月の最初に初ラウンドに行く予定だが、UTがほとんどあたらずに困っている、と。

はじめたてでなかなかうまくいかない、友達と数人ではじめたが

どうすればいいかみんな困っています、というお話でしたが、なんとこの方、学連に

すこしだけ所属していた、とのこと。学生でしかも、ゴルフ部生活を知る、

しかも女性の方に逢うとは、これはなかなかない偶然。

ゴルフ部がしんどすぎてやめてしまったが、あれだけの環境でゴルフの練習なんて

そうできない、やっておけばよかった、と言われていました。

そうそう、ゴルフ部はしんどいですよね、特に移動が、っていう懐かしいお話なども。

思いがけないゴルフ部話に花が咲いていたのですが、肝心のゴルフの話の方。

アイアンはまだいいのだが、UTがとにかくうまくいかない、と。

はじめたてではないがはじめたてだというこの女性の方も、52年の男性の方も

スィングに共通点があります。

ゴルフの歴もバックグラウンドもまったくちがいますが、お悩み内容は似ています。

アイアンはいいのだけど、ウッド系がうまくいかない、というもの。

このような方は多くおられることと思いますが、なにが原因でしょうか。

ここまで読んでいただいた方、ゴルフをわかる方、少し考えてみてください。

今回はここまでです、この続きは次回です。

昨日は思いがけないゴルフ部話、しかも初対面の方として本当に懐かしかったです。

ゴルフは早く始めればいい、と思われるかもしれませんが、

わたくしの答えは明確にノーです。

早く始めても早くやめるだけです。

やめることにご本人が納得していたらいいですが、そのような場合はかなり

幸福でラッキーなケースと言えます。

ゴルフのような競技は、何歳で始めてもそこまで変わりません。

最初のアドバンテージなんてあってないようなものです。

うまくなる人は早く始めたから、では決してありません。

この「うまくなる人」の定義すら怪しいものです。

自分でゴルフがうまいなんてバカみたいなことを自分で言う人に、

ゴルフがうまい人なんていません。

だれにも言われないから自分で言っている悲しい人、です。

まず、「ゴルフがうまい人」がものすごく希少です。

たとえば、尾崎将司さん、岡本綾子さん。

おふたりともものすごくゴルフがうまいと言える希少な人たちです。

このおふたりに、「あなたはゴルフがうまいですか?」という愚問を

聞けたとして、おふとりとも

「はい」とは絶対に言わないでしょう。

その代わり、もっとこうすればよかった、ことはとうとうと

饒舌に言われることと思います。

プロを極められた人ですらそうです。

最初の方、ほんの少しの差はあるかもしれませんが、

アマチュアゴルファーの人たちに上手・下手はほぼほぼ関係ありません。

ゴルフは、「コース上ではマナー」と「クラブをつかう」であとは

ひたすらゲームや反復練習に没頭する、できる、が一番の勝ちの人といえるでしょう。

自分で自分を自分はゴルフがうまい、という人は自分に没頭できていない、

あるいは自分の評価?に納得できていないかわいそうな人だと思い、

あまり近づかないことです。

コースでのマナーも悪そうです。

最後もすこし長くなってしまいましたが、

今回も最後までよんでくださりありがとうございました。