こんにちは。

人生シリーズ3回目、今日は「人生で一番大事なパーパットが入ればよい」です。

先に結論ですが、自分のゴルフで忙しく、楽しい人ほど、「自分のゴルフ人生で一番大事な

パーパットはまだ」、と考えられていることでしょう。

とうとつですが、みなさんは占いやゲン担ぎは好きですか?

今年は2022年、2が並ぶ年。たとえば先月の2月22日は何とかの日、などもありました。

これは考え方や性格のちがいかとは思いますが、2022年2月22日の日がとても大切、と言われると、

みなさんはそういうものを好んで信じられるタイプでしょうか?

わたくしはこういうことをいわれると、まっさきに、2022年2月21日や23日も同じぐらい大切や!と

言いたくなってしまう性格です。

ゴルフは18ホールを歩いて回ってスコアをつくっていきます。時間にして、早く回れるようになると、

3時間半から4時間と少し、ほどです。

時間もスコアもさまざまですが、たとえばかかった時間は5時間、スコアは120としましょう。

最初の方はおそらく回りきるだけで、へとへとでしょう。

わたくしがはじめたてのころ、今大人気のユーティリティクラブ、のような便利なものはありませんでした。

よって、はじめてすぐのとき、距離をかせぐクラブのフェアウェイウッドが苦手だった間は、

PAR5(ロングホール)が憂鬱、ボールをティーアップしてアイアンで打つことができる、

PAR3(ショートホール)は楽しみ、でした。

しかし、ゴルフというゲームの理解が進むと、18個あるそれぞれのホールには流れがあり、

PAR5がチャンス、PAR3は難易度が高い、などをおぼえていきます。

知識や経験が増えてくるにつれ、直観もおなじぐらい磨かれていく、という不思議な力が

ゴルフにはあります。

すると、ながいなーや退屈だなーと感じていただけの長丁場の18ホール、全体を通しての流れがなんとなく

つかめてくるようになります。

こうなると、その日のプレーをしながら、この一打がおそらく今日のハイライトだな、など

ショットやパットを打つ前に見通すことができるようになります。

なぜこのようなことがわかるようになるか、については、自然の中で自分の身体的な実感と

ともにするゴルフならではの面白さ、としか言いようがありません。

ゴルフのスィングは順調にうまくなる、というよりは、できたりできなかったりを繰り返しながら、

ある日いきなり、パチッとできるようになる感じです。

このゴルフ独特のタイムラグともいえる、スィングがより滑らかになるまでの時間差、これはほぼ、

誰にでもあります。ですので、この「自分のスィング熟成」のまち時間の間に、自分のゴルフの

ゲームの方の勘を磨いていくようなイメージで18ホールをとらえられるようになる、ことを

めざしてみてください。

以前も書きましたが、スィングとスコアがいつもいつも必ずしも一致しません。

ゴルフが面白い、だけど難しいとされる所以がそこにあるとしか言いようがありません。

どれほどの経験者でもこれはあてはまります。

自分のスィングもゲーム攻略も固まっていない、はじめたての人は、もっとそうでしょう。

自分の脳内イメージだけの正攻法でスィングし、ゲームを組み立てるものの、

夢破れる、を繰り返すうちにドツボにはまってしまい、もうやめたい、となることでしょう。

しかし、自分との聖戦でさんざん疲れ切って、ある日、ふと、「スコアを出すには

現実的であらねばならない」と気が付き、「この、自分なりの脳内再生イメージ正攻法スィングを

ちょっといったん、横においてみようかな」と、なるのであれば、自分なりの聖戦を経由することも

決して悪くありません。

その人のゴルフは、その人のものです。

やめてしまうほど、いやになる、なってしまうことはもったいないことですが、そうでなければ、

自分の気持ちに従うのが、ゴルフは一番です。

どのような手順での、スィング習得であれ、コースでそのスィングがスコアとして

結実するには時間を要します。

スィングとは別に、ゴルフには流れがある、と18ホールのゲームを理解できるようになれば、

今日のハイライトが読めるようになり、1年1年の読みも深くなります。

こうなると、スィングの熟達、それはそれとして、ゲームはまた別、と考えられるようになります。

そして、その先はベストスコアを次々と更新していくことができるフェーズに入ることでしょう。

その果てとして、「自分ゴルフの中の一番大事なパーパット、はまだ先」という境地になること、

まちがいなしです。