こんにちは。
ゴルフには、自分のゴルフがあるだけ、と昨日書きました。
今日はさらにここを「立ち上げ期間、というアドバンテージ」として書きます。
競技ゴルフと遊びゴルフ、どちらであっても、ひとたびコースへ出れば、
だれでも1ヤードでも遠く、一打でも少なく、です。
なので、目的がゴルフをする、である以上、自分のゴルフがあるだけ、となります。
しかしだからといってゴルフをはじめてすぐ、いきなりスコアやスィングを求めても、
なかなかうまくいきません。
これは「クラブをつかうこと」について、話がすっ飛んでいるからでしょう。
クラブを購入する、あるいはクラスに入る、どちらであっても、ゴルフ立ち上げ期間で、
「クラブをつかう」ことについて、どのように考え、どうするかで、まったく別のものになります。
テレビの中のプロゴルファーたちみたく、自分もあんな風に気持ちよくボ―ルを飛ばしたい!
という方に、「クラブをつかいますか?つかいませんか?」とお聞きしても、
この声がこの方の耳に入ることは、おそらくないでしょう。
こういう具体的な場合に限らず、ゴルフの場合、その人なりのイメージを持ち合わせていることが
ほとんどです。
ですので、ものすごく極端におかしくならないように、話を聞きながら最初は見守るだけとなります。
そういうこと、わかっているなら言うてください、と思われるかもしれませんが、
⑴やっぱりこれがなかなか、⑵致命傷ではない範囲で失敗する方がいい、という理由で無理には説得しません。
⑴について。
自分がまったくといっていいほど、最初から最後まで人の話を聞くことがなかったので、
ここについてはシンパシーがあり、ものすごく変なことにさえならなければいいかな、
とかんがえておはなしをきくだけです。
⑵について。
とはいえ、何も話さないわけではなく、「初心者期間は、まっさら期間」とだけお伝えします。
最初は「?」という反応だった方が、3年たっても「まだまっさら」、と言われるようになります。
こと、大人ではじめるゴルフにおいては「初心者期間、立ち上げ期間は、まっさら期間」という、
この考えができるようになれば、最初の山は越えたも同然です。
はじめていきなり、スコアやスィングを、と考えるその根底には、「ごまめなんかいやだ」という
気持ちからのことが多いです。
しかし、「ごまめだからこそ、なーんにもこわくない」とならずして、おとなゴルフの
技術的にも精神的にも、難しい立ち上げ期間を過ごすのは大変、を通り越して、損なこと、
だと言っておきます。
悪いことは言いません。
どれほどの、人がうらやむほどの並々ならないモチベーションと環境があっても、
かならずミスはします。
ミスショットこそ宝、と立ち上げ期間に考えられるかどうか、この思考習慣になるかどうかが
ゴルフの上達には、とてもおおきなことです。