こんにちは。
最近、めっきり、春めいてきましたね。
気持ちのいい季節を味わえない、それどころではない人たちが世界の中にはいる、ことを
考えると気が重くなりますが、ウクライナとロシアの間で起きていること、これは決して
他人事ではない、教えてくれていることをしっかりと見なければいけない、と思う今日この頃です。
さて、昨日書いた、「競技ゴルフと遊びゴルフの間にまちがいなくあるもの」についてですが、少し
イメージしづらかったかもしれません。
お伝えしたかったことは、
①自分の足で歩けて、クラブを振り上げることができれば、大人でゴルフをはじめてもうまくなることは可能。
②うまくなることは、結果ではなく、手段を知ること。
③うまくなることは、あるものをつかいたおすこと。
です。
今日は、この③の話です。
ゴルフをはじめられるにあたり、最初の5年間は、スコアやスィングよりも、「クラブをつかう」を
おぼえられること、おすすめしました。
「クラブをつかう」とは、クラブの「遠心力」をつかう、ことです。
「クラブに仕事をさせる」、などの言い方もします。
男性たちに体格や体力、腕力でおとるはずの、女子プロゴルファーたちが男性顔負けの飛距離を出せるのも、
この「クラブをつかう」ができていることに他なりません。
ゴルフクラブとはスポーツの道具にしては、長く、先の重心がきいている、が特徴です。
ゴルフが、自分でボールをつかんで投げて飛ばす、ではない以上、この道具についての理解がまず必要です。
ゴルフをはじめられるときのお約束、クラブを購入する、あるいはクラスに入るなどで、
いの一番に「クラブを使いますか?使いませんか?」と質問された、という方は少ないかもしれません。
これは最近10年間でのクラブの進化がすすんでおり、「打ちたい!」というお客様が多い、こともあるでしょう。
ですので、ひとしきり、気が済んでからでもいいです。
どこかのタイミングでゴルフがなかなかままならない、と気が付くときがきます。
本当の意味では、この段階が第一歩かもしれません。
いまはまだ、「まずは『クラブをつかう』からです」、が主流ではないかもしれません。
しかし、断言しておきます。
必ず、「まずクラブをつかう」と「コースではどこまでいってもマナー」、
この2つがゴルフをはじめられる人の常識となるでしょう。
ゴルフとは、キャリアやハンディキャップではなく、ただ自分のゴルフがあるだけ、ということに
気が付いた人から、とても面白いスポーツそしてゲーム、となっていきます。
そうなってはじめて、回りやすい人たちとのコミニュケーションがあってこそ、成り立っているもの、と。
「生涯スポーツ」といわれるゴルフほど、考え方が大切なスポーツもありません。
「クラブをつかう」こと、「あるものをつかいたおす」ことができた人から、
周りの声がなにも気にならなくなるぐらい楽しくなること、間違いなしです。