こんにちは。

はじめて最初の10年間、とくにそのうちの5年はスコアもスィングも意識し過ぎない、

というものの、うまくなりたい!と考えられている方も多いことと思います。

今日はこの話を少しします。

まず、ゴルフがうまくなる方法ですが、これに関しては、一番は競技に出ることです。

仲間内のコンペなどではなく、ハンディキャップを取得し、最低限、コースの月例や新聞社競技などに

積極的に出場していく、などがあります。

しかし、これは時間のみならず、お金もかかることになります。

また、「試合に出る」ということは、「スコアを出す」ということですから、

競技が行われるハイシーズン、およそ3月から11月までの間、スィングに関してはノータッチ、となります。

毎日練習をしてスィングをつくりながら試合に出られる環境にある、という人は別ですが、

たとえそのような環境であっても、これはそう簡単なことではありません。

さらに、競技ゴルフにはジュニアからしている人も多く出場しているので、この差を感じてしまうと

どれほどの環境に恵まれていても、モチベーションが下がり、良い結果はのぞめないでしょう。

ゴルフがうまくなるということ=オフィシャルな競技で勝つ、ということが頂点としてある以上、

モチベーションだけでは乗り越えられないことに遅かれ早かれ、気が付くこととなります。

じゃあ、大人からゴルフをはじめた人はうまくなる、ということをあきらめなければいけないのか?

と思われるかもしれませんが、これに関しては、明確にノーです。

ここにわたくしたちの仕事があると考えています。

大人からはじめられても、うまくなることは可能、とはっきりと言い切っておきます。

じゃあ、どのようにすればいいの?ということですが、

それは競技ゴルファーができない方法をとる、ことです。

ゴルフというのは、上にいけばいくほど、スィングとスコアがいつもいつもは両立しない、

あるいは、両立しづらい、という非常に面白い一面をはらんでいる競技です。

ゴルフがうまくなるということは、最終的にはスコアを出す、ことではありますが、

そのスコアのために、スィングを殺している面もまた、あるということになります。

ここについて、イメージしづらいかもしれませんが、スコアのためにスィングが犠牲になること、

こう言い切れる理由について、社会人のみなさんが、プロゴルファーでないかぎり、

どの人にも時間は1日24時間しかないから、ということをここにはっきりと明言しておきます。

わかりづらいかもしれませんが。

目の前のスコアを追いかけることは、そのリソースがいくらあってもキリがないこと、です。

明らかな経験者たちと同じ方法をとること、これは「競技に勝つ」ということにおいて、

必ずしも有効な手段、とは言えません。

ここに気が付いた時点でモチベーションの低下も避けられません。

むしろ、経験者や「スコアを出す」人たちがしたくてもなかなかできないことを考えてみます。

それは、たっぷり、ゆったり、じっくり、時間をかけてスィングを作っていく作業、です。

これがあとから必ずみなさんの気持ち、モチベーションに効いてきます。

効果が感じられるまでは少し我慢、ですが、悪いことは言いません。

ゴルフをはじめた、となれば、周りや情報に惑わされ過ぎずに、

まず、「クラブを使う」、ここからおぼえられることをおすすめしたいと思います。